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読まれる文章を作るテクニックを図を交えて解説【伝え方が9割】

文章を書くとき理想なのは、伝えたいことを読み手の心に強く残すことです。しかし、伝えたい言葉は平凡な言葉が多く、相手の心に残りにくい。そこで今回は短くても、「伝えたい言葉」を確実に読み手の心に残す、スパイス的なテクニックを紹介します。
目次
サプライズ法
赤裸々法
ギャップ法
クライマックス法

このテクニックの目的

ここで紹介するテクニックは「伝えたい言葉を読み手の頭に強く印象づける」ことを目的としています。伝えたい言葉の前後に「一言」付け加えるスパイス的なテクニックで、文章の一部分なんかを強調する場合なんかに使えます。

「分かりにくい表現をわかりやすくする」といったような文章全体にわたって応用できるテクニックはこちらの記事をどうぞ
trafalbad.hatenadiary.jp


サプライズ法

これはよく広告などに使われるテクニックですが、短い言葉に「!(感嘆符)」や「びっくり〜」「そうだ〜」などの「強い言葉」をつけて、伝えたい言葉を強調するテクニック。例えば

そうだ 京都、行こう。』

というJR東海の広告の短文があります。ここでの「強い言葉」は『そうだ』。
強い言葉抜きで『京都、行こう』では読み手の頭に上手く残りません。このように短い文でもあえて「強い言葉」をつけることで、読み手の頭に強く印象づけることができるテクニックです



どうやって作るか

①「伝えたい言葉」を決める
→読み手に確実に伝えたい言葉を選びます

②適した「強い言葉」を入れる
→ここで「強い言葉」は伝えたい言葉につけても違和感のないものを選択して下さい。「!」「びっくり」「ほら、」など短くても「インパクトのある言葉」を選びます。


具体例1 ー小林製薬のCM

あ、小林製薬
小林製薬のCMより

伝えたい言葉→『小林製薬
強い言葉→『あ、』
ただ単に「伝えたい言葉」だけでは上手く読み手の頭に残らない。そこで「強い言葉」と「伝えたい言葉」をくっつけて
『あ、小林製薬
とすることで、読み手の頭に強く残ったといういい例です。


具体例2 ー漫画「遊戯王


こちらは漫画「遊戯王」より。
登場キャラの海馬が相手のモンスターの攻撃力が上がり、驚いているシーン。



伝えたいこと→登場キャラの海馬が「驚いてる」こと
強い言葉→「‼︎」
このシーンではセリフを使わなくても「‼︎」だけで「驚いてる」ことが読者に伝わってますね。

ちなみに、こちらのシーンはページの都合上、セリフが入れられなかったみたいですね。そこに登場キャラの海馬が「驚いてる」ことを表現したくて「‼︎」を入れたといったところでしょう。


赤裸々法

体の一部の反応表現を「伝えたい言葉」の前後につけ加えることで、詩人のようなニュアンスを出すプロも使ってるテクニックです。体の一部の反応表現というのは「唇が震えて」とか「涙がこぼれた」など、体の一部で表すことができる表現のこと。

その体の反応表現と違和感が無いように、「伝えたい言葉」と結びつけることで、読み手の頭に強く印象づけます

どうやって作るか

①伝えたい言葉を決める
→特に読者に伝えたかったり、印象づけたい言葉を選ぶ

②伝えたい言葉にぴったりの体の反応表現を選ぶ
→伝えたい言葉があったらそれにぴったりの体の反応表現を想像します。伝えたい言葉と結びつけてみて違和感が無ければ、それでOK。

③ ①の「伝えたい言葉」の前後に、②の「体の反応表現」を違和感がないように繋げる。
→違和感がないように2つの言葉を結びつけて下さい。読んでみて、特に変な感じがしなければOK


具体例

漫画「BLEACH」より。登場キャラのマユリが自分のことを誇張して相手に伝えたい場面です。

伝えたい言葉→『私』
体の反応表現→『慈愛に脊髄が生えて動き回っている』
この2つを上手くくっつけることで、『慈愛に脊髄が生えて動き回っているような私には〜できないね』とかなり誇張気味に自分のことを表現しています。

ちなみに、ちょっと表現が難しいので翻訳すると「優しさの塊のような私には仲間を殺すことなんかできない」と言いたいようですね。ここらへんの表現の美味さも、流石は漫画家といったところでしょう。


ギャップ法

これは伝えたい言葉の前後に「それとは真逆のことを表す表現」をくっつけて、伝えたい言葉の前後にギャップを作り出し、伝えたい言葉を強く印象づけるテクニック。以下に示す例は、伝えたい言葉の後ろに、「伝えたい言葉とは意味の面で正反対の表現」がくっついていることに注目してみて下さい。

・No.1にならなくてもいい、もともと特別なOnly One 『世界で1つだけの花』

・事件は会議室で起きてるじゃない!現場で起きてるんだ‼︎ 『踊る大捜査線

・お前のためにチームがあるじゃねえ チームの為にお前がいるんだ 『スラムダンク


あえて「正反対の意味の言葉」をくっつけることで、伝えたい言葉の前後にギャップが生まれ、伝えたい言葉が上手く読み手の頭に残るというわけです

どうやって作るか


①伝えたい言葉を決める
→さっきと同じように、伝えたい言葉を選びます

②真逆の表現の言葉を前半に入れる
→伝えたい言葉とは明らかに反対の意味を表す言葉を選ぶ。違和感がなければなんでもOK

③「①」と「②」で決めた言葉を違和感がないように繋げる
→ここは特に決まりはないですが、「読んでみて読者が不自然に感じない」ように2つの言葉をつなげます。読んでみて直感的におかしくなければ充分



具体例ーオバマ大統領の演説

これは私の勝利ではない。あなたの勝利だ
オバマ大統領就任演説』より

伝えたい言葉は『これは、あなたの勝利だ』。

つまり、選挙戦で一緒に戦ってきた人を賞賛したかったわけですね。ここにあえて「あなた」の反対の言葉である「私」をその前に使って、伝えたい言葉の前後にギャップを作り出しています。こころを打たれて涙を流す人もいました。

ちなみにこれはオバマ大統領が、その場で思いついた言葉ではありません。彼専属の演説ライターのジョン・ファブローさんが「作った」言葉。政治では特に、政策より演説で人を「感動」させる方が重要だったりするので、このテクニックをわざと使ったようですね。


クライマックス法

これは長い文章の後に、「重要な情報」を伝えたいときに使うテクニック。例えばあなたがブログを書いて、最後ら辺で重要な情報を伝えたいととします。長い文章だと、最後の方では読み手の集中力も落ちてきて、上手く伝わるかどうかわかりません。

そこで、最後の伝えたい情報の前に「一言付け加える」ことで読み手の集中力を戻し、重要な情報を伝えるというわけです。相手に「これから重要な話が始まるんだ」と思わせるような「一言」を付け加えて下さい。

「一言」の一例
「これだけは覚えておいてほしいのですが〜」

「誰にも言わないで下さいね、〜」

「3つのコツがあります。1つめは〜」


どうやって作るか

①伝えたい話を決める
→長い文章で特に伝えたい情報を決めます。

②「一言」付け加える
→伝えたい情報の前に、相手に「これから重要な情報が始まるんだ」ということを強調するような「一言」を付け加える


具体例


漫画「ハンターハンター」より。ハンターハンターでは文字量が多くて、読者に必要な情報が伝わりにくい場面が結構あります。そこで、ストーリー上もっとも重要な情報を伝える場面で、このテクニックが使われています。

登場キャラのクロロが15ページにわたる長い説明の後に、ストーリー上1番重要な情報を語ります。その部分で「一言」付け加えてるシーン


「最後に1つ、もっとも重要な情報を提供しよう」と「一言」付け加えるクロロ。読者も何が大事な情報なのか一発でわかる。

「最後に1つ、もっとも重要な情報を提供しよう」と「一言」付け加えるクロロ。読者も何が大事な情報なのか一発でわかる。


その後、重要な情報を語り、読者に上手く伝えてるシーン

「一言」の後に重要な情報を語るクロロ



ちなみに、15ページにわたる説明は面白かったのですが、読んでる側としてはどこが重要な情報かわかりませんでした。

「今まさに説明が終わる」というときに「一言」が付け加わり、クロロが伏線となる大事な情報を語り出し、集中力がもどりました。これもクライマックス法の1つだと言わざるをえませんね

伝えたい情報を特に強調して、読み手の頭に伝えるテクニックは今回紹介したものが鉄板です。

ちなみに今回参考にした書籍はこちらです。他にも使えるテクニックがありますが、今回は量の関係で厳選したものを載せました。文章力をアップさせたいって方は是非とってみて下さい。

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