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「Google翻訳」が進化して翻訳・語学でフリーの仕事道具としてかなり使えるので使い方とレビューまとめ

1ヶ月前くらいにGoogle翻訳がリリースして、さらに進化したとGoogleから発表があった。試してみたらかなり正確性が上がっていて、翻訳でもかなりいい線まで訳してくれる。
しかし、翻訳でそのまんま使えるまでに進化はしてない。そこで進化したGoogle翻訳を翻訳で使うための使い方と注意点をまとめていこうと思う。

目次
1.リリースされた「Google翻訳
2.翻訳でも充分活躍できるレベル
3.翻訳での「Google翻訳」の使い方
4.翻訳で使う際の注意点

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1.リリースされた「Google翻訳

11月16日にGoogleから発表があった。何やらGoogle翻訳がかなり進化したとのお知らせみたいだ。とりあえずGoogleからのお知らせ内容

Google 翻訳が進化しました。
2016年11月16日水曜日
数言語への対応で始まった Google 翻訳は、この 10 年で対応言語を 103 ヶ国語に拡大、当初、統計モデルを使用した統計的な機械翻訳の先駆けとして登場しました。

見知らぬ人同士を結びつけたり、恋のキューピッド?になったり、言葉の壁を超えて友情を育むお手伝いをしてきた Google 翻訳は、ニューラルネットに基づく機械翻訳 (Neural Machine Translation) の導入で、さらに進化しました。

以下省略

Google Japan Blog」から引用



個人的には嬉しい。その理由は翻訳でかなりいい線まで翻訳してくれるとかなり仕事が楽になるからだ。


まだCATツールのような高価な専門ツールを使えなくても、初期投資ゼロの翻訳ツールとしてGoogle翻訳が使えれば、かなりスピードが上がる。

オックスフォード大学が認定。あと10年で『消える職業』『なくなる仕事』」の中に”翻訳”は入っていない。機械が翻訳者に代わって翻訳できるにはあと50年くらいかかるそうなので、10年で無くなる心配はいらない。

しかし、こうした機械の発達で、腕のいい翻訳者しか生き残れなくなったり、単価が下がる要因にもなっている。

とりあえずGoogle翻訳で完璧な翻訳はできなくても、かなりいい線まで翻訳してくれるようになった。これで、翻訳者は初期投資をかけずに優秀なツールを無料で手にしたことになる。




2.翻訳でも充分活躍できるレベル

Google翻訳の性能をここでは見ていこうと思う。結論から言うと、構文が複雑な分野(例えば医学とか特許、文学系)はGoogle翻訳でもイミフな訳になる。
ただ高校生レベル、もっと正確に言うと大学受験の難関校レベルでもかなり通じる翻訳をしてくれる。

しかし、翻訳に使うには翻訳者の「直し」が必要なのは述べた通りだ。


ただGoogle翻訳で作成した仮の訳文をベースに翻訳をすることで、格段に翻訳の処理スピードは上がることは間違いない。

これはとある翻訳試験の問題文(分野は医学薬学)

Although location of the primary tumor has been consistently shown to impact the development of post-operative WCs, this has not been the case for tumor size. Moreover, most studies that evaluate size as a risk factor take into consideration the maximal dimension of the primary tumor.


これをGoogle翻訳にかけて見るとこうなる


原発腫瘍の所在は術後WCの発達に一貫して示されているが、これは腫瘍サイズの場合ではない。さらに、サイズをリスク因子として評価するほとんどの研究は、原発腫瘍の最大寸法を考慮に入れている。


そして翻訳者の手直しを加えた訳文はこちら

原発腫瘍の部位は、術後WC の発生に影響を及ぼすことが一貫して示されているが、腫瘍の大きさの影響については一貫性を欠いている。さらに、リスクファクターとして腫瘍の大きさを評価する研究の多くは、原発腫瘍の最大径を考慮する。

どうだろうか。Google翻訳だけでもかなり通じる文になってると思う。

下手をすると素人よりもいい訳をしてくれそう。



ただあくまでこれは一部であって、全文をGoogle翻訳にかけても意味不明な訳になる部分が多いので、あくまで「訳文のベースを作るツール」として使うのが一番いい気がする。


自分はまず、原文を全部Google翻訳にかけて「訳すために大意を知る」使い方をしてみた。大意をつかめることで、いちいち読んで意味を把握する時間が減った。

結果的にかなり翻訳の処理スピードがアップしたことは間違いない。とにかくホントに進化していた。Googleおそるべし



3.翻訳での「Google翻訳」の使い方

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Google翻訳の威力は見ての通りだ。翻訳者レベルは無理でも、かなり訳文のベースとなる文章を作成してくれる。

ちなみに試験問題の100%をGoogle翻訳にかけてもさっき書いた「2.翻訳でも充分活躍できるレベル」のところで見た訳文と同じくらい意味の通じる文章になる部分は、全体の30%に満たない。

つまり翻訳としてはあくまで
・訳文のベースとなる文章を作ってしまうこと

これがGoogle翻訳の賢い使い方だ。ベースにした訳文をもとに、後は自分の頭で訳文を作成すればいい。

ちなみに他の使い方を考えてみたら、2つ思いついた。
・大意をつかむ
・誤字脱字を防ぐ

大意をつかむ使い方は、とにかく長い原文は読むのが面倒くさいので、「何が書いてある文章なのか」「どんな内容なのか」を瞬時に知りたいときに使おう。

使ってみたが読む手間が省けるというのはかなり時間の短縮になるし、ありがたい。一文字一文字の大体は正確に訳されているので、全部自分で調べる手間が省ける。

大意をつかんだら関連サイトなど、訳文の単語も調べやすくなる。

また誤字脱字を防ぐ使い方は、機械さまさまだ。例えば「common(ありふれた)」と「uncommon(稀な)」は”un”がついてるかまたは、ついてないかだけで、意味が全然違う。人間がいちいち読んでると、こんなうっかりミスをする。

だが機械はそんなことない。絶対に間違えないし、簡単な単語なら必ず正確な訳を出してくれるので間違うこともない。
翻訳者は仕事でミスをすると信用がガタ落ちするので、誤字脱字を防げることほどありがたいことは中々ない。


ずらずら使い方を述べたがまとめると
メインの使い方は
・訳文のベースとなる文章を作る
他にも
・大意をつかむ
・誤字脱字を防ぐ

がある。もちろん他にも人それぞれの使い方があるかもしれない。

本来は”CATツール”というとても高価なツールを使用してこれらを行うもんだけど、それと似たことを無料のGoogle翻訳でできることは本当に便利といえる。


4.翻訳で使う際の注意点

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ここまで書いてきて今更と言われそうだが、翻訳で使うならGoogle翻訳の注意点を書いておこうと思う。

まず留意して欲しいのは
・完璧な翻訳はあくまで自分の手で
・高度な翻訳は相変わらずムリ

の二つだ。

まず、完璧な翻訳はあくまで自分の手でしか作れない。機械ができたら翻訳という職業は無くなるから当たり前だが、Google翻訳にできるのはあくまで、「ベースとなる文章を作成すること」だ。それができたらそれをもとに、自分の脳みそをフル回転させて、訳文を完成させるしかない。

そしてGoogle翻訳が進歩したといっても、相変わらず高度な文章は訳のわからない文になることだ。
さっき、Google翻訳の威力を試した試験問題の文章は結構簡単な部類(とはいっても英文としては充分難しい)なので、大意をつかむことはできた。しかしやたらひねってある文章とか、複雑な構文は読んでも意味不明な文章になる。

けどたいていの部分の大意をつかむなら、充分な役割を果たしてくれるので、そんなに気にする部分ではない。けど、一応書いた。



feedlyはてブを追っていたら突然、Google翻訳の告知文が出ていたので書いてみた。素直な話、怖いくらい進化してたので、今後の発展でどこまでいくのか正直怖い。

翻訳が機械に代わるのは時間的にみて50年くらい先というのが専門家の意見なので、仕事が無くなる不安はあまりない。それでも翻訳者の足になるツールが増えてきて嬉しい限りではあります。