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アプリとサービスのすすめ

アプリやIT系のサービスを中心に書いていきます。たまに副業やビジネス関係の情報なども気ままにつづります

翻訳者になるためには?需要・勉強方法は?医薬翻訳のよくある5つのQ&A

今翻訳者支援サイト「アメリア」に登録しているが、中々良質な情報が多い。特に医薬メディカルの分野での質問コーナーがあって、そこにはネットに書いていない情報が載っていた。なんかもったいないので、今回はその中から最も需要の高そうな質問を5つ選んで、自分なりにまとめたものを書いていこうと思う。

目次
・どのようなものを翻訳するの?
・メディカル翻訳者になるための一般的なルートは?
・文系出身者でもなれるのか?
・翻訳では日々どのような勉強をすればいい?
・需要は安定してる?

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Q1
どのようなものを翻訳するの?
まず新薬の申請文書の翻訳が頻繁に発生します。新薬というのは作り始めてから20年くらいかかるわけです。まず基礎研究から始まり、動物実験臨床試験、そして厚生労働省に申請して有効性、安全性が認められれば、販売開始という流れです。


そして多くの製薬メーカーは売り上げを伸ばしたいので、海外にも販売をしようとします。このとき、多くの翻訳文書が必要になります。海外で販売するには向こうの政府にも、文書を提出する必要があるからです。


また販売されてからも副作用が発生することが多く、これもまとめて報告する義務がある。この関連の文書の翻訳も日々発生しています。新薬だけでなく、医療機器メーカーも同じ手順を追って販売しなければならないため、主にこの2つから翻訳文書の需要があります。


次に多いのは、医学研究者の医学論文や出版系の翻訳、医学論文サイト、ニュースの翻訳がありますね。近頃はWeb系のニュース翻訳や会社のサイト翻訳も顕著です。


他にも医学分野、領域ごとに分かれて翻訳が発生したりします。「領域」というのは医学分野の領域のことで主に、循環器、神経、免疫、ガン、整形外科、眼科、歯科などがあります。

明確な専門分野がらあるわけではないんですけど、前回頼んだ翻訳者に同じ分野の翻訳を頼むことが多いんです。循環器の翻訳を頼んだ人にまたお願いしようとか。そうすると専門性が自ずと出てきますね。
それで翻訳者に配分される量とかにも差が出てくることがあります。



新人に多い翻訳分野は?
新人に多いのは副作用系の文書です。正確に言うと医者が患者の病態を書き記したもので、難しい用語も無く、専門知識が無くても訳せますから。この系統の翻訳が新人には回ってきます。



実務経験が生かせるのは?
例えば専門知識がないと訳せない分野です。例えば新薬申請書類は専門知識があっても、事務的なフローがわかってないと訳せません。なので、製薬会社の実務経験がある人は有利になりますよね。



Q2
メディカル翻訳者になるための一般的なルートは?
メディカルの文書、例えば申請書類とか副作用系の文書などは一般に目にすることはありません。なので、専門の講座を受けることが重要になります。一通り学んだら、チェッカーの仕事を積んだり、現場で仕事をするのが一般的です。


また派遣で製薬会社で働くとか、実務経験を積むことも有効です。最近ではITや工業系から需要が安定しているメディカルに参入してくる人も多くなっています。

翻訳者に求められることは?
まず、細かい数字を間違えないことですね。例えば100人に一人を10人に一人とか10%を1%とかですね。こういう間違いでも大変なことになりますから。数字を間違えないということは実は非常に大変なんです。


それから仕事中にわからないことは自分で調べるとか、新たな情報を自発的にキャッチすることです。好奇心が旺盛であることが、重要といえます。常日頃からニュースや新聞記事などを読むとかですね。
またクライアントによって求められることも違いますから、対応できる能力です。プロ意識と柔軟性のバランスが求められます。



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Q3
文系出身者でもなれるのか?
翻訳者になるパターンは大きく分けて2つです。
1つは理系出身で専門知識があったから、翻訳者になったパターン。もう1つは文系出身者でメディカルが好きとか、興味があるという理由でなった人です。前者の人は専門知識がいる分野、例えば新薬申請書類などを書くのに向いています。


後者はわかりやすい日本語を書くことがら求められる、副作用系の文書やWebニュースサイトの翻訳に向いています。
つまり、それぞれの特性を生かして翻訳ができわけです。決して文系だから不利になることはありません。

ただ一番大事なのは知識を蓄えることですから、メディカルが好きで、新しい知識を得るのが楽しいということが、翻訳をやる上でとにかく重要です。知識はいります。しかし翻訳の際の調べ物とか、それの意味を理解できるという基礎能力の方が絶対的に重要です。

それができれば文系理系問わず、基礎力、熱意、調査力、経験でカバーできます。



Q4
翻訳では日々どのような勉強をすればいい?
メディカルの勉強で需要なのは
・できるだけ多くの関連文書に目を通す
・特有の言い回しに慣れる

この2つです。何から始めていいかわからない人は、翻訳口座を受講するのも1つの手です。しかしそれだけでは足りなくて、関連書籍、医学ニュースやサイトなどの英文和文に目を通すのが有効です。

製薬会社では病気や薬の情報や、申請情報を公開しているところもあります。これらを見てできるだけ多くの文書に触れておくと、訳文を作成するときに役立ちます。



Q5
需要は安定してる?
新薬作製などに翻訳は付き物なので、需要は途切れません。副作用の情報も、毎日発生しています。遺伝子組換などのバイオ関連や環境系もメディカル分野なので、需要に困ることはないでしょう。


メディカルは人間生活を支える分野ですから、工業、IT、金融と比べて景気の波に需要は左右されにくいといえます。また、専門性が高い分野での翻訳者はまだまだ不足状態です。


一日の翻訳量は?
一日の訳文量は4000字が基準です。多い人はその2〜3倍の量をこなしますが、締め切りは一日4000字を基準に設定します。

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