合成画像をテクを身につけてから、インスタグラムやランサーズなど様々な場面で活動の幅が広がりました。合成テクニックはかなり投資効果が高かったといえます。
とはいえ、ネット上の一過性の薄い情報では、合成テクニックは身につきません。今回は、自分がやってきたことを3つのSTEPに分けて紹介しようと思います。
目次
STEP1.photoshopの機能を覚える
STEP2.使える合成テクニックを学ぶ
STEP3.プロの合成画像を真似する
STEP1.photoshopの機能を覚える
photoshopをダウンロードする
現在、photoshop CCという課金制のサービスに変わってしまい、いきなり使うには投資費用が回収できない可能性があります。そのためphotoshop C2という、少し昔のバージョンがこちらから無料でダウンロードできます。
機能はだいぶ劣るので最新版の書籍に対応できない可能性もあります。その場合、体験版としてphotoshopCCが利用可能なので、体験版を使ってみることをオススメします。
使ってみてから、課金制のバージョンを継続して使用するか決めても遅くありません。
本を使って実践しながら覚える
オススメは「photoshop操作とデザインの教科書」。15章構成で15章以外は合成に必要なphotoshopテクニックがたくさんのっている。章を進めるごとに「写真補正」「レイヤー操作」「スタンプツール」など合成テクニックを身につける上で、必須の機能がマスターできます。
自分は15章目がWebデザインだったので、14章までを2周しました。特につまづくこともなく、スムーズにphotoshopの機能がマスターできたので非常にオススメの一冊。
ネット上の情報より本の方が効率がいい
ネット上にもたくさんのphotoshop関係の記事があります。しかし自分もネット上の知識でやるより書籍でやったほうが早かった。ネット上の情報より書籍の方が効率がいいのは以下の理由。
→livedoorやLIGなどのサイト情報では、いずれも断片的な知識ばかりで、いざ合成をしようとしても必要な機能がわからない
・学習には不向き
→ネット上のテクニックはあくまで困ったときの「辞書的な使い方」が向いています。いざ学ぶとしても体系立てて書かれていないので、学習には書籍の方がグッド
・時間がかかる
→スマホ片手にサイトを見ながらphotoshopを操作するのと、書籍を脇に置いて順に章を進めていくのでは圧倒的に後者の方が効率がいい。時間の節約にもなる。
STEP2 使える合成テクニックを学ぶ
STEP1で身につけた基礎知識を使い、合成のメインテクニックを学びます。主に書籍をメインにネット上のテクニックは、必要なときに引っ張ってくるというのが理想。なんにせよ、書籍をグルグル何周も反復した方が効率的に学べます。
『合成の秘訣』で合成に必要なテクニックをマスターする
『合成の秘訣』は16章構成ですべて合成作品を作成する内容になっています。STEP1で身につけた基礎知識があれば1〜2ヶ月で一周できました。
章が進むごとに難易度が増していきますが、この書籍で合成に必要なほとんどのテクニックがマスターできます。進め方は全部真面目にやらなくても、好きなところからできる構成。
自分は最後の16章を含め、合計で13章をやりました。
『合成の秘訣』の各章を真似して、オリジナル作品を作る
『合成の秘訣』の各章で使った人物や背景などのパーツを変えて、オリジナル作品を作ります。自分は各章毎に用意されている人物や背景などのパーツを、好みの漫画のキャラに置き換え、背景は変えずにオリジナル作品を10個ほど作りました。
オリジナル作品を作ることで、各章で使うテクニックや作品を作る手順がほぼ完璧に頭に入ります。自分はフィードバックがほしかったので、インスタグラムにアップしてどのくらい「いいね!」がもらえるか試してました。あくまで『合成の秘訣』のテクをマスターするのが目的なので、楽しみながらやると苦痛なく習得できます。
合成テクニックで参考にしたいサイト
『合成の秘訣』以外にも、ネット上にもかなり優秀なテクニックを載せたサイトがあります。「必要なときに必要なテクニックを使う」スタンスで使うのが個人的にオススメです。ネット上のサイト代わりにPhotoshop 10年使える逆引き手帖【CC/CS6/CS5 対応】
でも同様のテクニックをほぼ網羅しているので代用できる。
合成テクニックで見ておきたいサイト
STEP3 プロの合成画像を真似する
最後のSTEPはプロの合成画像をとことん真似てみること。どれかお気に入りの作品を1つ選び、背景や人物の合成、使われてるエフェクトなどSTEP2で学んできたテクニックだけを使って、できるだけ忠実に再現します。
プロの作品には多彩な合成テクニックがふんだんに使ってあるので、1作品でも真似するだけで、ほとんどのテクニックはマスターできる
サイト:Dave Hill
Dave Hillは商業広告の多くを手がけており、合成のインスピレーションは巷のアーティストには無いものがあります。作品の仕上げ具合などかなり業界から定評があり、優れた作品が多くサイトに掲載されています。
少し難しめの作品を選び、1つの作品をじっくり時間をかけてつくってみるのが、結果的にテクのマスターには早道。
サイト:Gary Land
Gary Landはナイキ、リーボック、アディダス、コカ・コーラの広告をキャンペーンしているフォトグラファー。高度な商業広告で使われているテクニックが満載の画像が並んでいます。
1作品だけでも真似てみると、かなりのテクニックが習得できる作品がズラリと紹介されているウェブサイトは、合成テクにおいて一見の価値あり
Behance
adobe社のSNSである「Behance」は世界中から多くのクリエイターがphotoshopを使った作品を投稿しています。Appreciate(いいね)を多くもらってるクリエイターや、気に入ったクリエイターの作品など真似したい作品を探すにはうってつけ。かなりレベルの高い作品が並んでいます。
もしオリジナル作品を投稿するなら、インスタグラムよりもオススメなSNS。作った作品を投稿してフィードバックを得る場所としてもかなりグッド
STEP3まで終わった後は?
STEP3まで終わったら合成テクを、いろいろな場面に活用してみるのがいいと思います。
・Behanceにオリジナル作品を投稿して、クリエイターとして企業からオファーを受ける
→Behanceでクリエイティブな作品を投稿しているとオファーが来ることも珍しくない
・SNSでフォロワーを増やす
→インスタグラムでユニークな作品を投稿したり、twitterで合成クソコラや面白い作品を投稿するとフォロワーが増えやすい
・ランサーズなどのクラウドソーシングで高単価の仕事を狙う
→合成画像や画像加工は以外と需要があります。普通の人が取り組めない高単価な仕事も合成テクニックがあればできる。
・ウェブデザイナーを目指す
→ウェブデザイナーでもphotoshopの機能は欠かせません。必要な知識を学んでウェブデザイナーを目指すのもアリです。
正直、合成テクニックはかなり応用が効くスキルだと思ってます。今回は合成テクニック習得のためにやってきたことをまとめておきました。
ちなみに今、自分も合成テクニックを使った収益源やビジネスを模索中。今取り組んでいるビジネスに余裕が出てきたら、本腰を入れて探してみようかと検討しています。