アプリとサービスのすすめ

アプリやIT系のサービスを中心に書いていきます。たまに副業やビジネス関係の情報なども気ままにつづります

衛生系のデータGeoTiffをいじるための「QGISツール」の操作 part1

今回衛生データをいじるためにQGISというツールになれるために色々いじってみた。
のでその備忘録part1。

目次
1.GDALをinstall
2.QGISツールのdownload
3.QGISをいじってみる-データdownload
4.QGISをいじってみる-プラグインの追加
5.QGISをいじってみる-ファイルを操作


1.GDALをinstall

GDALはGeoTiffを読み込むpythonのライブラリ。今回はanacondaにinstallした。


GDALをanacondaにinstall

$ conda install -c conda-forge gdal


世界の地域のtif画像がdownloadできるサイト「Natural Earth」からdownloadして試してみる。


test.py

from osgeo import gdal, gdalconst
import sys
if __name__ == "__main__":
    tif_path = str(sys.argv[1])
    print("gdal version", gdal.VersionInfo())
    src = gdal.Open(tif_path,
                    gdalconst.GA_ReadOnly)  # tifの読み込み (read only)
    print(type(src))  # "osgeo.gdal.Dataset"
$ python3 test.py NE1_HR_LC.tif
>>>>>
gdal version 3010200
<class 'osgeo.gdal.Dataset'>

超初歩】AnacondaにGDALをインストールしてみた

condaコマンド


2.QGISツールのdownload

地理情報を扱うためのツールQGISmacにdownloadした。
QGISのサイトからmac用のinstaller

最新リリース(機能が最も豊富):のversion3.20版」をdownload。


少し重いので数分かかる。





3.QGISをいじってみる-データdownload

基盤地図情報ダウンロードサービスからdownload。

・「数値標高モデル」を選択

FG-GML-5438-00-DEM5A.zipファイルをdownload

基盤地図情報ダウンロードサービスは登録が必要なので注意。






4.QGISをいじってみる-プラグインの追加

QGISを起動して上部のタグ「プラグイン」から「プラグインの管理とインストール」を選択。
追加するプラグインは「QuickDEM4JP」。

国土地理院が提供する基盤地図情報数値標高モデル(DEM)のXML形式及びそのZIPファイルを GeoTIFF形式のDEMとTerrain RGBに変換します。



searchから「QuickDEM4JP」で検索してinstall。
f:id:trafalbad:20211010202551p:plain


プラグインから「QuickDEM4JP」を起動して、ファイルを読み込む。


・「形式」は「'xml'または'xml'を含む'zip'」

・「DEM」項目の右側にある三点リーダをクリックしてファイル選択のダイアログが出ますので、下部のプルダウンを「*.zip」に変更し、ダウンロードしたファイル(zip)を選択

・「出力先」では画像を出力したいフォルダを選択。

・「CRS」は出力したい座標参照系を設定(デフォルトはプロジェクトのCRS)


下のようになれば問題なし。
f:id:trafalbad:20211010202437p:plain


OKをクリックして処理が終われば下のようにファイルがQGISで表示される。

f:id:trafalbad:20211010202518p:plain


5.QGISをいじってみる-ファイルを操作


後は右の操作で色々な画像を生成できます。

コントラストで「最小値・最大値までの範囲以外は無視」の場合



f:id:trafalbad:20211010202619p:plain


混合モードを「乗算」にしてみる



f:id:trafalbad:20211010202649p:plain


**さっき選択した保存先のdownloadフォルダにtiff形式の画像が保存される。

プロジェクトで「名前をつけて保存」で保存できる。

f:id:trafalbad:20211010202711p:plain

それを開けば続きができる。


画像を扱うのでQGISをいじる機会があった。調べてみるとQGISはかなり需要があるっぽいので習得しといて損ないなと思う。



参考サイト

国土地理院の標高データ(DEM)をQGIS上でサクッとGeoTIFFを作って可視化するプラグインを公開しました!(Terrain RGBもあるよ)