大学編入というと最近では、ネット上でも具体的な情報が出回ってきた。しかし、口頭試験や専門的な科目の情報はまだ少ない。今回は質問をもらったので、編入試験に役立つ情報として口頭試験について、英語の勉強法等、編入あるあるの質問に回答していきたい。
なるべく自分の体験や先輩から聞いた実体験を元に書いてある。なるべく質の高い回答がしたかったので、記事の構成から質問内容は少し変更してあるが、質問内容には全部回答してある。
大学によりけりだが、基本的な問題がほとんどで
・その場でホワイトボードが用意されて問題を解く
・基礎的な知識「ーの定理について説明しろ」を口頭で答えるやつ
とか色々あるようだ。口頭試験でプリントが配れるものは、試験ほど時間は与えられない。その時間内で解いた問題を試験管(教授)にわかりやすく口頭で回答を説明する形式が多いと思う。
例外的なものでは、院試だが、筑波大の知能機能システム専攻で、時間を大量に与えて、そのあと教授に前でプレゼンするっていう口頭試問のパターンがあった。
ともあれ本当に大学によりけりとしか言いようがないので、受ける所をネットでググってみたり、予備校で具体的な情報を仕入れた方が間違いない。
参考:口頭試験、面接の勉強法
ちなみに口頭諮問の勉強法では、
・教科書の例題レベルの問題リストを作る
・頭の中でその正解を自分の言葉で回答できるように考える練習をする
という勉強法があった。体験談だが、この勉強法で論理的な思考力が身につき、本番でもスムーズに回答できるようになるようだ。面接でも同じように質問リストを作ることで同じ練習ができる。参考までに
大学の教科書で編入試験で必要な基礎知識は身につく。ただし応用問題を解けるようになる必要がある。
基礎ができれば、あとはネット上で高専生や編入に合格した人が使ってる参考書や問題集がメジャーなので、それで問題を解いて思考力をつけれるのがオールマイティな勉強法といえる。
下位の大学は教科書の基礎知識と例題程度で解けるかもしれないが、難関大学は思考力が必要なので、ネット上でメジャーな問題集をやって思考力をつけよう。結果的に過去問が解ければいいのだ。
早い話、教科書で基礎が理解できるなら、あとは問題集をやればいい。基礎ができてて、応用問題に解ければ、過去問は解ける。
大学編入も大学1.2年の内容を聞いてくるのは変わりない。大学では基本試験用に問題付きの教科書を購入する。むしろ高校のように編入のために教科書+問題集を購入することはない。
なので自分で編入用の問題集は別途購入する必要がある。高校のとき入試対策ができていても、大学教養課程は難しいし、教授も丁寧に教えてくれないので、どれだけ独学できるかによるだろう。独学ができれば編入も高校と同じ容量で勉強できる。
高校でも簡単な大学は基礎程度の内容を、難関大学は高校の内容でも思考力が必要なひねった問題を出してきたはず。
編入も同じで簡単な大学は基礎問題を、難関大学なら大学1.2年の内容で思考力が必要な問題を出してくる。基本的に高校は暗記重視だが、編入は思考力重視の問題が目立つ傾向がある。
個人的な考えだが、過去問から対策が立てられれば、編入英語に予備校は必要ない。ただ勉強法または、何をすべきかわからないなら予備校に行った方が教えてくれるので、予備校に行く方がてっとり早いだろう。
過去問から対策を立てて、やることがわかるなら、予備校は過去問だけ手に入れるために利用すればいいと思う。
あと、個人的に編入英語は勉強法を知っておくことが何より有利だ。
英語は人により勉強法は異なるが、根本的な部分は同じで、人によってそのやり方が違うだけだ。
これは参考書ではないが英語の勉強法が詳しく載ってて、もちろん和文英訳の勉強法も載っている。
この本で勉強法を知っておけば、自分で考えて勉強法が構築できるので、まずは参考書に手をつける前にこの本で英語の勉強法について知っておくとかなり有利だと思う。編入の英語対策が立てやすくなる。
個人的に都心では河合塾KALSと中央ゼミナールを使ってる人が多いと思う。
もし東京に住んでるなら河合塾KALSか中央ゼミナールがオススメだ。なぜかというとネット上の評価もそれなりに高いし、二つは過去問が充実しかつ、実績もある。
しかし、個人的に言いたいのは塾は編入の情報、過去問を得たり、独学で勉強できない科目を補ったりするところであり、あくまで入るための道具に過ぎない。
編入の勉強は自分次第なので、塾に頼り切るよりも自分が勉強を能動的に進めることが非常に重要で、その上で予備校は補助的に使う程度に留めるべきだと思う。勉強は自分で考えて進めている人の方が受かっている傾向が強いのは高校も編入も同じ。
とはいえ人によりけりなので、塾は自分の好みに合わせて使って欲しい
下の編入の勉強法の記事で書いているが、高校で理系出身か、文系出身かで勉強時期が変わる。
自分は独学でこんな感じでやった。あくまで自分のケースなので、参考程度に。
もし理系出身なら、だいたい1年生の9月くらいから1月くらいまで、基礎を徹底的にやり、2月から3月までが応用として問題集を解く時期。それ以降は過去問をやったり、過去問が解けるようになるまで基礎の反復や思考力を鍛えるのに費やすといいだろう。
まとめるとこんな感じ
1年生の9月〜1月 基礎固め
2月〜3月 応用問題を解く時期
2年4月以降 過去問をやったりする時期
塾の場合はもっとスケジュールもギリギリで詰め込む感じ。2年生で理系の編入なら早いにこしたことはないので、早めに自分なりの勉強法を確立して、余裕を持っておいた方が絶対にいい。
編入の英語は大学によりさまざまだから対策も大学によるので決まった方法はないが、基礎固めは共通している。
英語はまず
・文法
・単語
を確実に固めよう。特に、文法は文法問題のためではなく、「英語をスラスラ読むため」に必要と考えよう。この二つをおろそかにしていると編入の問題は確実に解けるようにならない。
個人的におすすめなのが、
がおすすめ。
効率的な勉強法としては、上にあげた英文法の本を完璧に理解して、速読英単語必修編と上級編レベルがスラスラ読めるレベルまで鍛えることだろう。速単は英作文や和訳にも応用が効くので効率的。
ネクストステージのような類の参考書は、編入向けではないので、コスパの点で無駄が多いのでやらない方がいい。
速読英熟語は基礎的な熟語の把握、またはできたらやるくらいでいいだろう。
また英文解釈の本はたくさん出ているが、英文解釈(読解)に必要なのは基礎的文法の理解と、英文を読む力なので、編入の英語に別に英文解釈の本は必要ない。特に、英文解釈の本は英語に必要な文法を体系立ててまとめてないので、基礎的な英文法習得という点で効率的ではない。
あまり多くの参考書を買わず、これだと決めた参考書を徹底的にやったほうがいい
和文英訳は英作文と同じ要領で勉強すればいい。まずは定型的な例文を覚えよう。これは「英借文」ともよばれている方法で基礎例文を覚えておけば、英作文を一から考えなくてよくなる。英作文は次の本をどちらかセットでやるだけで十分だと思う。
または
特に「竹岡広信の英作文〈原則編〉が面白いほど書ける本」は英作文をどう書いたらいいのかという考え方が載っているので、オススメだ。
また英作文は回答が決まっているわけではないので、自分で作った回答を添削してくれる人がいるとかなり有利。学校で英語に詳しくかつ、親切な講師に添削してもらったり、予備校を使うのもありだ。自分は留学生と仲良くなって添削してもらっていた。
編入で必要ない科目は単位が取れる程度で十分だ。最低限のことだけやって単位だけゲットし、あとは編入の科目に集中した方がいい。
また、単位の成績だが、編入の面接で聞かれることはほとんどない。理系編入は編入試験の成績がよければ受かる。つまり、基本的に大学の単位の成績はほとんど合否に関係ない。
・あれこれ参考書に手をつけずこれだと決めたものをとことんやりこむ
応用問題よりも基礎固めを重要視しよう。特に高校の基礎知識は絶対に必要。編入は高校の延長なので、高校の基礎知識なしに編入で受かることはない。むしろ受かってる人は高校の基礎固めは十分すぎるほどやっている。
・自分の勉強法を確立させよう
編入試験で落ちる人で多いのは、勉強で何をやっていいのかわからない人だ。予備校でも言われたことを漫然とこなす人は受かってない。
それよりも試行錯誤して自分なりの勉強法を確立した人や、塾でもテキストに能動的に取り組んでる人が受かってるケースが非常に多い。高校で勉強法を知ってるなら、編入試験でもちょっと改良するだけで通用するだろう。
あくまで自分の体験だが、勉強を始める前に勉強法を知ることがかなり効率的だ。自分は勉強法を知るために、東大生とかの勉強法の本を片っ端から読んだ。そしてそれを試し、合わなかったら捨て、あったものがあったら自分なりに改良して使うを繰り返し、試行錯誤して勉強法を確立させてた。
・思考力を鍛えよう
基礎固めをやったら何かと発展問題を暗記してしまう人がいるが、編入試験は思考力がないと解くのが難しい。編入試験でよく使われている問題集で一問一問をじっくり考えよう。そうすることで思考力を鍛えられ、過去問が早く解けるようになる。
塾を利用するならテキストの問題をとことん考えて、思考力を鍛えることをオススメする。
・遊びも必要
編入試験はモチベーションを保つのがとても難しい。周りは遊んでる中、自分だけ勉強するというのはとてもきついからだ。そんなときは志望校に行ってみたりするのもありだが、適度に遊ぶことだ。
勉強だけやっていてモチベーションが維持できず、終盤で力尽きては意味ない。自分は勉強はもちろん遊ぶこともスケジュールに練りこんでた。ここら辺はドラゴン桜にも書いてある。
編入試験はホント大学によって形式は様々なのだが、勉強法の根本的な部分は変わらない。しかし、情報が足りなく、情報戦とはよく言われる。ネット上では手に入らない情報は予備校に行くのがてっとり早いだろう。この記事内容を参考にしたり、その他サイトを参考にして自分なりの対策を見つけて欲しい。
編入系記事
trafalbad.hatenadiary.jp