時間は有限だ。忙しくなるとつくづくそれを実感しますよ。それを考えると「時間を手に入れる能力」はノーリスクで、ハイリターンな能力で間違いない。多くの人はこの「時間管理スキル」に手を出そうとしないのだ。ネット上に転がってる知識は断片的だから、本から得る知識の方が、体系的に学べて実用的なんだ。
すぐに役立つテクニックが載っている良書は少ないですね。けど、そういった良書は長年にわたって人気がある。今回は自分がこれまで読んできた中で、イチオシの時間管理術の本を紹介していきます。勉強や仕事のモチベーションや、やる気を上げる方法などオールラウンドなテクニックが幅広く掲載されている11冊です。
脳の働きが活性化できれば、1日の作業量は格段に変わる。この本では生活から睡眠まで応用できる、”脳の活性テクニック”に特化。脳のパワー最大限を最大限活用させ、仕事や勉強の能率を抜群に高める。睡眠中の脳を使った学習法なんか専門家しか書けない。なんせ、脳科学に則った著者がかなり具体的に紹介しているからだ
ほとんどは脳の力をアップさせる方法で、ほとんどが関係する日常のイベント。ブログを書いたり、失敗ノートをつけたりと、身近に眠る”脳活用テクニック”をこれほど紹介している本もかなり珍しい
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この本は「なぜ時間管理法が自分に合わないケースが多いのか」から入ってる。時間術で胡散臭いの多いからだろうけど、この本で紹介されているテクニックの内容は実践的なものばかり。『年収10倍アップ勉強法』と合わせて使うことでの相乗効果と、誰でもできるように「続けるための秘訣」に重点を置いて書いているところが、他の本との大きな違い、とどのつまり差別化になっている。
「浪費・空費・消費・投資」の4つの時間比率を最大限にする「黄金の時間」とかいうなんかの料理漫画チックな時間の作り方も紹介。ノウハウの応用は生活のあらゆるところまで手が届く、懇切丁寧な内容となっている
モチベーションを上げる方法は坊さんがやるような「瞑想系」の”頭を使うもの”から、身近なテクニックまで幅広く存在します。この本で紹介されているのは小手先ではなく、長く使っていけるスキルに限定している。
本は薄いけど、内容とは反比例する。なーんもやる気にならない人が読んでも、すっと入っていける気軽さかつ威力が売りだ。自分が最初にモチベーションを上げるために買った本で、「シーザー方式」という、どっかの科学者みたいな名前のテクニックは、今でもいろんな場面で役に立っている。
「Do more with less(少ない労力でより大きな成果を)」をコンセプトにレバレッジの効くテクニックを中心にまとめた本。「知識、労力、人脈、時間」の4つのカテゴリーを中心に一括でまとめてます。同じ著者が書いた他の”レバレッジシリーズ”の総まとめ的な本になので、書いてある内容はより実践的なものに集約されていてます。どちらかというと上級者向け。
各カテゴリーをもっと詳しく知りたいなら、分野ごとのレバレッジシリーズの本を買った方が正直早い。イチオシなのはこの本は総まとめ的な感じで、使えるテクニックがコンパクトにまとめられている点。
”思考”は普段の生活に根本的に関わる部分だ。思考力を操り、鍛えることができれば普段の生活をガラリと変わる。この本は脳の思考を「書くこと」により、自由自在にコントロールし、実現不可能なことを可能にする思考法を紹介している。
特に、「脳のエネルギー回復テクニック」は他の本には紹介されていない貴重なノウハウのが多く、仕事や勉強のときに使えるテクニックとして絶大な効果があった。実際に使ってみるとその効果に驚くものばかりだ。
「勉強法」というと”受験勉強”を目的に書いている本が多いが、この本は”社会人のため”について書かれている。社会人は勉強しなくていいことはない。むしろ学生時代より勉強した方がいい。学ぶって気づかない人もいるけど、年収アップにつながるし、社会的に生き残るって意味でも重要だ。
それを前提に「金融」「英語」「IT」の3つにしぼり、レバレッジの高いテクニックを勉強法から時間の使い方まで、社会人の勉強法を幅広く紹介。受験生より社会人が手にとってほしい一冊。
時間は作るものだ。ただ毎日を漠然と働いて過ごしていては時間は手に入らない。最近の日本人は決して”働きすぎ”ではなく、”時間の使い方に問題がある”と著者は指摘。まあ、指摘されなくても当たり前か。最先端のビジネスパーソンの本田直之が「二毛作」「時間割活用法」「少ない労力でより大きな成果を(DMWL)」など生活から勉強、仕事あらゆる面で使える時間テクを紹介。
実際に日頃からこのテクニックを取り入れることで、一度使ったノウハウが蓄積されていくので、この本のテクニックの累積効果は計り知れない。個人的にこの著者のレバレッジシリーズはかなりオススメ。
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この本は「なまけもの」の読者を対象にしていて、”誠実な働き者”や”真面目な人”のような賢者向けじゃないです。むしろなまけて仕事が出来ないなら「工夫」という知恵でそれを乗り越えようとしてるのがコンセプト
著者自体「なまけもの」だけど、圧倒的に卓越した経歴を持つ。むしろ、何も工夫せず一身に働く「働き者」より、工夫して物事をこなす「なまけものの」方が有能という持論がしっくりくる。どれも納得できる有能なテクニックばかり
もし、やらずに放っておくと将来的に損することをとりあげて、「面倒くさいから」やらなきゃダメだ、いずれ重大な損失になることを解決するテクニックを紹介。睡眠や生活、勉強など身近に感じることの中から厳選されているので、日常生活にほとんど関係のあることばかり
脳科学に則ったテクニックで、ノウハウが蓄積して、効果が出れば圧倒的に生活が一変する。どれも実践に基づいたテクニックばかりで、自分が読んだときにはまだ知らないテクニックは新鮮です。今でも色褪せることなく、活躍してくれている。
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人が行動を続けられないのには必ず理由がある。この本ではタバコを吸ってしまうような欲に負ける「ライバル行動」からタバコを止めるような目的にしたい「ターゲット行動」を紹介。「いかにこの二つの行動をコントロールするか」を詳しく解説している。要はライバル行動を減らして、ターゲット行動ができれば、タバコやめられるから。
他の本がノウハウの羅列だけに終っても、この本は「続けるための技術」に特化して、読者にアプローチ。モチベーションを上げたいならこの本は有能、とどのつまり”良書”というしかない。
この本が他と違うのは「なぜ眠るのか」という睡眠の本質を詳しく紹介して、オールラウンドからマニアックまで具体的な睡眠の活用法を紹介している点。レム睡眠やノンレム睡眠のメカニズムを利用した睡眠法や「昼寝は当たり前」「とるべき睡眠時間」などのオーラウンドなテクニックをまず紹介。
次に「徹夜明けのスッキリ方法」、「早起き早寝」など普通なら知らないようなマニアックなテクニックも紹介。全部脳科学お墨付きの、睡眠のメカニズムに則って紹介している。タイトルからはアカデミックな固々本のような印象をうけるけど、実は隠れた良書で、眠りの質を一変させてくれる。