アプリとサービスのすすめ

アプリやIT系のサービスを中心に書いていきます。たまに副業やビジネス関係の情報なども気ままにつづります

在宅フリーランス翻訳者がゼロから仕事を得るためのステップをまとめてみた

現在フリーの翻訳者として、いくつかの会社と契約を結んでいます。年収がいいからとか、英語が好きだからという理由で翻訳者を目指す人が多いですが、なかなか豊富な情報を載せたサイトがないのが現状です。

自分も結構そういった理由で情報が少ない中、足掻かざるを得ませんでした。そこで、何もない状態からフリーの翻訳者として仕事をもらうまでやってきたことを忘れないうちにまとめておこうと思います。
目次
STEP1.翻訳分野を選ぶ

STEP2.翻訳の勉強について

STEP3.翻訳会社のトライアルを受ける

番外編1.受かると仕事をもらえる翻訳試験

番外編2.フリーランス翻訳者として働いてみた感想




STEP1 翻訳分野を選ぶ

翻訳分野

翻訳のメジャーな分野は

・医学薬学 ・政経社会 ・科学技術
・IT ・特許明細・金融証券

の6分野。特に有名な試験のTQEでは19範囲からの出題されます。(参考:翻訳試験TQE)



好みの分野を選ぶ

翻訳にはいくつかの分野があり、その中から自分の専門分野を選ばなければなりません。翻訳の6分野で分野を決めるとき、「好み」の問題は重要です。
好みの面で意識したいのは2点

・選ぶ分野が好きか
・その分野で食べていけるか

「その分野が好き」「儲かる」など多少選ぶ動機が不純でも上の2点をクリアできる分野を選んだ方が翻訳をやる上でプラスになる。

バリバリの文系なのにキライな理系を選んだり、好きだからといって、多少需要が低い分野を選んでも仕事がないわけで結果的に翻訳自体苦痛になります。翻訳はとにかく地味な仕事なので、選んだ分野で仕事していて少しでも「楽しい」と思える分野を選んだほうがいい


単価を意識して選ぶ

好みと同じくらい重要なのは「単価」。翻訳といっても分野によって需要も違うし、単価も異なります(単価はJTF翻訳サイトに一般的な単価が載ってる)。例えば特許や医学分野のように、普通は専門的な知識や用語が多いほど、単価は高くなる傾向が強いです。

しかし、「需要が少ない=仕事が少ない」ということ、なので副業でも本業でも、経験もないフリーのときは需要がある分野は大きなアドバンテージになります。



STEP2 翻訳の勉強について

翻訳に必要な能力

翻訳に必要な能力は初めのうちは
「英語力・用語検索力・訳文作成力」の3つが必要。この力が揃えば優秀な翻訳者の部類に入れます。
この3つを身につける方法は

・翻訳学校を利用する
または
・独学で身につける

かです。自分は翻訳学校の通信制を利用したので、独学8割学校2割みたいな感じだった。翻訳は「他人任せの勉強」ではダメ。自分でやる能動的な姿勢があれば十分身につけられます。ここら辺は好みの問題。

正直独学で勉強する人の方が、早く結果を出すケースが多いです。「独学が好き」っていう勉強経験があるなら、学校に行く前に独学で勉強してみることをオススメします。その後、学校に通うかどうか決めても遅くないでしょう。


独学で勉強する場合

高校までの文法を完璧にする(英語力)

とにかく高校レベルまでの文法の基礎は確実にマスターしましょう。自分は大岩のいちばんはじめの英文法 (東進ブックス) で文法の基礎だけを徹底的にマスターした。または翻訳で目安とされるTOEIC850点以上を目標にして勉強してもOK。


翻訳関連の参考書を読破する(英語力・訳文作成力)

翻訳の参考書の良書は少ない。いくつか読んだけど、翻訳の布石と定石が1番オススメ。まず翻訳テクニックが網羅されていること。この本は実際の試験や仕事でもお世話になってます。

また翻訳力を鍛える目的で、工業英検1級対策―文部科学省後援
を読みました。この2冊があれば、基本的な翻訳力は十分身につきます。参考書に関してはとにかく「これだ」と決めた参考書を覚えるくらい反復すること


翻訳試験の過去問を解く(訳文作成力・用語検索力)

オススメの過去問はTQEとJTF翻訳検定の2つ。特にTQEは取り組みやすく、レベルも翻訳業界で通用するのでオススメ。過去問を解く上で意識したのは「用語の検索力」と「訳文作成力」をつけること。

用語の検索力は書籍翻訳力を鍛える本を参考に辞書を徹底的に使いこなす練習。そして訳文作成力はなるべく参考書で身につけた知識を使いこなす練習です。

ただ漫然と解くよりは、この2つのことを意識するだけで翻訳の総合的な力は全然違ってきます。(過去問はTQEサイトでまたは書籍版でJTFほんやく検定 公式問題集がオススメです)



翻訳学校を利用する場合


テキストを徹底的にやりこむ

独学は無理だから翻訳学校を使おうとする場合、とにかく翻訳学校を利用して下さい。通信制と通学制の2つあり、基本ドライな代わりに情報量だけは市販にはないものがあります。そこでテキストを徹底的にやりこみます。

自分はサンフレアアカデミーの通信制を利用しましたが、テキストは「英語力・用語検索力・訳文作成力」を身につけるのにはうってつけ。自分はサンフレア・アカデミーを利用しましたが、他の有名どころにはフェローアカデミーがあります。



わからないことは徹底的に質問する

翻訳学校の目的が「翻訳に必要な能力の習得」だとしても、肝心のことは聞かないと教えてくれません。通学制なら講師に直接、通信制ならメールで徹底的に質問して、市販では得られない有料の情報をゲットすべきです。

自分はオススメの辞書から、試験対策、プロの翻訳者の勉強法などとにかくわからないことは聞きまくりました。特に通信制の場合は電話で「講師と直接話がしたい」旨を言えば、メールで聴くより具体的で新鮮な情報が得られます。


TOEIC800点以上をとる

TOEICは翻訳の仕事には訳に立ちません。そもそも求められてる能力が違うからです。しかし、フリーランスとしてなんのコネもない状態で翻訳会社に自分を売り込む場合、TOEICは大きな武器になります。「無いよりはあった方が書類審査に通りやすい」のでTOEICはとれるなら是非とった方がいいというのが本音。

TOEIC850点以上が履歴書に書けるのであれば、経験もないフリーランスとしては翻訳会社にワイロを渡すのと同じくらい効果があります。ただし、翻訳者に求められる点数は800点以上はないと、逆に評価は下がる





STEP3翻訳会社のトライアルを受ける

未経験OKの翻訳者枠を狙う

大半の翻訳会社は2〜3年以上を目安に募集をかけてきますが、「未経験OK」の翻訳会社もたくさんあります。そういった会社は一次で書類審査、2次でトライアルといった試験があり、受かれば翻訳者として登録されます。

しかし翻訳業界ではベテラン翻訳者に仕事は集中する傾向があるので、登録されてもいきなり仕事は来ないと割り切り、複数の会社に登録することをオススメします。翻訳会社としてははじめは簡単な仕事から依頼という形が多いので、確実にそういった仕事をこなし信頼を勝ち取ることが近道だといっていいでしょう。



もし翻訳以外に自分に有利な経験があるなら

翻訳者は割と多彩な人が応募してきます。医療関係者が医学翻訳者になったり、IT分野ではPerlXMLを扱うエンジニアも翻訳をします。特別な経験がなくても、自分の専門分野に有利な経験があれば、翻訳経験がなくても履歴書にはかけます。



翻訳者以外の仕事

実は、翻訳会社が募集しているのは、別に翻訳者ばかりでなく、翻訳者の上げた文の誤字脱字、技術的内容のチェックをする、校閲・チェッカー・レビューアなども募集しています。


翻訳者のトライアルに必要な条件を90%満たして初めて合格できるのでハードルが高い。そういった場合には、少しハードルを下げてチェッカーや校閲者狙いをオススメします。報酬は翻訳者と比べてかなり落ちますが、翻訳のスキルの下積みとして翻訳者に応募しつつ、チェッカーも狙ってみると早々に仕事を得ることも少なくありません。


翻訳会社の探し方

翻訳会社を探すのはGoogle検索で探してもいいですが、もっと効率よく探したい場合、以下の方法を使ってもいいでしょう

JTF翻訳サイト

日本翻訳連盟の公式サイトには、翻訳に関する求人情報を検索できるページがあります。

雇用形態で「在宅」にチェックを入れて検索すると、在宅翻訳者つまりフリーランスを募集している翻訳会社の一覧が出てきます。JTFに登録している会社が主に対象なので、googleよりも正確だし、定期的に更新されるので、ブックマークしておくだけで価値がある。

翻訳者ディレクトリ

このサイトは様々な翻訳会社が募集をしている掲示板のようなもので、翻訳会社の連絡先がわかります。自分にあった分野の翻訳会社に履歴書を送ると、翻訳会社も「急募」としているケースが多く、たいてい通るのがこのサイトの特徴です。

自分にあった条件の会社は少ないかもしれませんが、常に募集枠はあるのでこちらも定期的にチェックすると便利なサイトです。

ZapMeta

ZapMetaはgoogleとは別の検索エンジン。検索ワードに「翻訳会社」と入力すると翻訳者募集の会社が多く出てきます。

google検索だとよけいなサイトがでてきたりしてうっとしいですが、ZapMetaを使えば、翻訳会社に特化して検索できるので、効率的に自分にあった翻訳会社を探せます。

アメリア

翻訳者ネットワーク「アメリア」は会員になると、翻訳会社の新着求人情報がメルマガで毎日送られてきます。特にアメリアの求人はアメリア限定で、他のサイトで公開されていない優良案件や未経験OKの会社も多くあります。

新着の求人の場合は、人材を「急募」している会社が募集をかけてくるケースが多いので、トライアル合格後にすぐ仕事をもらえる可能性が高いのでオススメです。




普通にgoogle検索で検索した会社よりアメリアで募集している会社の方が早く仕事をくれるわけです。
また、新着の求人以外にも、会員専用の求人検索や「未経験」の求人を表示できる機能もあり。

受かるコツ

未経験OKの翻訳会社に、片っ端からメールを送り、一次選考として書類審査、2次選考としてトライアル(試験)があり、受かれば、晴れて翻訳者として会社に登録してもらえる。

1次選考では、なんの経験も無い場合「翻訳の勉強歴」やTOEICの点数を書くとかなり有利。特にない場合でも自分の英語の能力を客観的に示す経験や「勉強しましたアピール」をした方が印象はよくなります。

そして2次のトライアル。このトライアルには一定の基準があり、それを満たして初めて合格できます。特に意識したいのは以下のミスをしないこと。1つでもやってしまうとトライアルには受からないですが、これらをすべてクリアできる場合はほぼ受かるケースが多いです。

・誤字脱字

・文法のミス

・語尾を統一しない(です・ます体、だ・である体の混同)

・他の人が読かんでみて意味が通用する文章かどうか

・繰り返し出てくる同じ単語や文章をいろいろなバージョンで訳す (例:Technologyを技術と訳したり、テクノロジーと訳したり等)

・専門用語をきちんと調べられていない(誤訳)


一度失敗しても諦めない

正直、一発目で受かる人はほとんどいません。しかし、日本には1200社くらい翻訳会社があるのでチャンスは無限にあるので、2、3回失敗してもなぜ失敗したかを分析して、再チャレンジしましょう。


ちなみに翻訳会社は訳文の添削はしないで、イエスノー方式で合否の結果だけ送ってきます。上記のミスをしていないとか、スキルとして不足しているものがあれば補うなど、失敗しても次のケースに何らかの形で活かすのがコツです。



単価を聞かれたときは?

翻訳会社は必ず単価を聞いてくる。正直、いきなり単価を聞かれても困惑することも多いです。「できるだけ高くしてくれ」なんて態度だと、相手にもしてくれません。

特に自慢できる経験がない場合は一般の単価より低めに設定するか、「貴社の翻訳者の方々と同じ単価で結構です」と言えば、好印象を持ってくれます。少々「何やってんだ」という気持ちもなくもないですが、単価は少し自慢できる腕がついてから、融通がきくので、「仕事を得ることが第一の関門」と割り切ることも必要でした。



受かると仕事をもらえる翻訳試験

トライアルを受ける以外にも翻訳試験に受かることで仕事をもらえる仕組みがあります。以下の試験は3級以上に合格すると翻訳者として登録してもらえて、安定して仕事がくるのでオススメ

・TQE
→5日間の試験方式。在宅受験で年に4回。合格するとサンフレアの翻訳者として登録される。

・JTF翻訳検定
→2時間の試験方式。在宅受験で合格すると同じくJTF翻訳者として登録してくれる。



受かるコツはこちらの参考記事をどうぞ
trafalbad.hatenadiary.jp



フリーランス翻訳者として働いてみた感想

ここまでは自分の経験からいきなりフリーになる方法を書いてきました。フリーランスは自分の実力証明が実績だけなので、明確な成績を仕事で出せないと即終わりという厳しいものです。できれば、一般的なフリーランスへの道をたどるのがベストだと思いますが、いきなりフリーを目指すのも人の好みによります。一般的な方法は翻訳会社、もしくは翻訳関係の仕事を扱っている会社に就職してから「下積み」として2〜3年働いた後に独立というがもっと一般的な方法でしょう。

自分は大学卒業後にフリーとしてやってますが、まだ2016年7月現在で1年も経っていないのでここ数年の見通しはたっていません。しかし、それなりにスキルがあり仕事ができれば需要は絶えないように思えます。

フリーである以上、仕事でミスを一度しただけでも信頼に傷がつき、翻訳者生命の関わるので緊張の連続です。どんな形にせよフリーとして独立するなら一定の緊張感を持って仕事をするとか、収入のリスクヘッジは欠かさないなど、生活の全責任を自分で担う必要があるようです。とはいえ、自分なりの生活を送れるという意味で、会社に隷属するよりは個人的には給料も高いし、満足度は高いというのが本音。




ちなみに自分はフリーとしてホヤホヤで翻訳者としてはアルファ位にしか名乗れませんが、一応仕事をもらっているので、今までやってきたことをまとめておきました

社会人・大学のサークルで仲間はずれにならないめに知っておきたい6つのこと

5月のこの時期、新しい生活がスタートし、大学や学校、社会でもサークルなどのコミュニティに入る人も多いでしょう。

しかし、そうしたサークルのような集団内では、普段の友達間で通じていたことが通じないケースが多いのです。自分の思い通りにいかず、ストレスがたまるけどぼっちは困る、というときのために必要なサークル。

そこで上手くやっていくために知っておいた方がいいことは、少なからず存在します。 今回はサークルのようなコミュニティで上手くやっていくために、ぜひ知っておきたいことを個人的経験と四角大輔さんの著書からまとめました。


1.上手く話せなくてもいい

上手く話せなくてもいい理由

「人と上手く話す」という雑談力やコミュニケーション能力というのは持ってると便利な汎用的なスキル。しかし、多くの人は相手に「上手く話す」ことなんて求めていません。特にサークルで必要となるのはとりとめのないことを話す能力、いわゆる「雑談」です。

雑談というのは「上手く話す」ことではなく、その場の空気を和ませる。例え、上手く話せても毎回のサークル活動でそれができるわけではありません。
そういう意味で上手く話すより「雑談が出来る能力」の方が需要が高いんです。
雑談関係の記事がこちら
trafalbad.hatenadiary.jp



上手く話せる人より、「好きなことをとことん話せる人」になろう


ここで知っておきたいのは「上手く話す」よりは、むしろ「好きなことついてとことん話せる」方がサークルで有利ってこと。「どうでもいい」話題を1000個話す人より、「とことん自分の好きなこと」について1つでも話せる人の方が深い仲を築けます。

ネット上でもNHKが放送するような時事ネタを書くトレンドブログより、 永江一石のようにマーケティング1本でとことん面白い内容を書ける人の方が、大きなアクセスを稼ぎます。現実世界のサークルでも同じです。

特に、自分の好きな話に「面白い」と感じてくれる人は、高確率で仲良くなれます
広く浅い興味のない話題で仲を食いつなぐより、興味のある話題で長く語れる人の方が、サークルでは上手く機能しますよ。

サークルではいろんな人と話す機会があると思いますが、自分の話すことに興味を持ってくれる人をターゲットに仲を深めていく方が、やりやすいはずです


2.好きな人とだけ付き合っていればいい



とことん好きな人とだけ付き合ってみる

まず知って欲しいのが、サークルのような集団で全員から好かれることは「まず不可能」ということ。よほどの魅力があるなら別ですが、必ず合わないヤツは存在します。

サークル生活のすべてを「全員」と仲良く過ごすなんて考えない方がましです。そんなことなら数人でも「とことん仲良くなれる数人」と付き合うべき。そっちの方が旅行も一緒に行ける仲になるし、とにかくサークル生活が「楽しく」なります


嫌いなヤツとの付き合い方

しかし、嫌いなヤツがいるのもサークルです。サークルのような集団では、周りとの協調性がかなり大事。例えば、嫌いなヤツがいて、それを態度でモロに表現するような「空気の読めない人」は嫌われる傾向が強い。
そこで、嫌いなヤツとでも一緒にいなければならないときは、そいつと「適度に距離をとる」ことをオススメします。目を見て話さない、軽く受け流すなど「距離を置きつつ、軽く受け流す程度」くらいの付き合いをするのがベターです。

相手が話してきても相づちだけで済ます。飲み会とかでも、嫌いなヤツとは話さずに、好きな人とだけ話していればいい。要は、嫌いなことを態度に出さずに、まともに相手にしなければいいのです



3.当たり前のこと以外できなくてもいい

特別な才能はいらない

サークルで仲よくやっていくためには特別な魅力は「必要ない」んです。ここを勘違いする人が多いんですが、 サークル内で周りと上手くやってる人は「特別な才能」があるのではなく、「当たり前のことを長く続けられている」から上手くいってるケースが圧倒的。

サークルのような集団で「特別な才能」というのはすぐに飽きられてしまいます。特別な話題、才能、経験どれをもっても数週間くらいしかもちません。それだけをやっている人は「それしかないのかよ」と幻滅されるだけです。



「当たり前」のことをし続けよう

それよりもそのサークルで「当たり前とされること」をやり続けられる人の方が、圧倒的に上手くいきます。特にいい例なのが、「あいさつ」、「会ったときに声をかける」こと。これができるたけで好感度は飛躍的に上がります。

サークルで上手くやっていくために必要なのは、一発芸的なものよりも、当たり前のことを長くできるかです。

youtuberで有名なはじめしゃちょーがいますが、彼はこの典型例。彼の人気の秘密は特別な才能ではなく、ファンとの地道なコミュニケーションです。
身近でも「あいさつ」など当たり前のコミュニケーションがとれてる人は好かれていませんか?




4.周りの評価より自分のキャラを重視する

「欠点」はやがて「個性」という魅力になる

サークル内では他人の目は気にせず、自分のキャラを突き通した方が、実は上手くいきます。これは経験から言えることですが、「自分を取り繕ったり、偽ったりする人」が、上手くやってるところを見たことがありません。

その理由としては自分を偽る人は、嫌われないために自分の「欠点」を隠そうとしてるからでしょうね。ウザかったり、他人にとって不快なことがあったら、それを隠そうとするのです。

しかし明らかにその「欠点」が相手を馬鹿したり、誰が見ても問題児のようなものでなければ、その「欠点」はやがて「個性」になります。

テレビのお笑い芸人の小島よしおの様に、パンツ一丁でギャグをかます姿に、苛立ちを覚えませんか?はじめは多くの人が、そう思ったはずです。しかしその「欠点」があいつの「個性」という魅力に変化して人気が増したのです。むしろ最近は、何の変哲もない美形タレントより、岡村たかしのように「個性的なキャラ」の方が人気じゃないでしょうか?

サークルでもはじめは「欠点」に見えることでも、時間とともに「個性」という魅力になることが多いんですね



欠点が「個性」になるまで時間がかかる

ここで注意したいのは欠点が個性になるには「時間がかかる」ということです。多くの人はそれを待てずに、周りの評価が嫌になってサークルをやめてしまうケースが多くもったいない。 約2〜3ヶ月です。うけの悪い「欠点」も2~3ヶ月もすれば、自分の個性として魅力的な部分に変化します。
はじめのうちは欠点を直すために、自分のキャラをぶっ壊そうとするのはやめて、少し待ってみましょう。

待ってみても変化がなかったりしたら、「自分を偽ってまでいるサークルに価値はない」と考える方が懸命。ありのままの自分を「個性」として受け入れてくれるサークルを見つけるべきです。そこの方があなたの居心地のいい場所のはず。


5.自分を隠さなくてもいい



「自分を偽る」くらいなら「自分らしさ」をとことん追求する

知っておきたいのは周りの反応を気にして「自分を偽る」ことをしないこと。多くの場合、「自信喪失」という悪循環に陥ってしまいます。

例えば周りからの反応がよくなくて、悩む。そして自分に自信のないところを直そう「自分を偽る」。そしてまた上手くいかなくてさらに自分を偽る。これをやってしまうと「自分を偽るというスパイラル」から抜け出せなくなってしまいます

自分に期待しすぎると挫折したとき悪循環にはまってしまう


そのときの解決策としては「とことん自分らしさを追求」することです。多分、はじめは周りの反応が良くなくて、迷うことかと思います。そのときは、自分らしさを徹底的に追求することをオススメします。

葛藤して傷つき、悩んだ末に築き上げた「自分らしさ」というオリジナリティは、より深く魅力的なものになります。よくサークルでも「天才」のようになんでもできる人がいませんか?実はその人たちも悩み、苦しんで今があり、それが自分らしさという個性となり、魅力的に映るんです。

他人に合わせて自分を隠すよりも、自分らしさを徹底的に追求しよう



どうしても上手くいかないときの対処法

自分らしさを追求しても、上手くいく確証は絶対ではありません。そんなときのちょっとした対処法があります

・逃げ道をつくる
→上手くいかないときは別のサークルに入るなど「逃げ道をつくる」ことがオススメ。
今いるサークルとは別のコミュニティを作っておくことです。そうすれば追い詰められても「そこに逃げればいいか」と考えられて大分、楽になります。


・すぐに結果が出ないと割りきる
→上手くいかなかった後は、悩んでトライしますが、すぐに結果はでません。

そういうときはすぐに結果が出なくても諦めないで下さい。自分が変わったことが他人に伝わるまで、時間がかかります。成果がでないときすぐに諦めず、1~2ヶ月は結果は出ないと割りきるのも大事です。


6.判断に迷ったら論理より直感に任せる


主にコミュニケーション関係で集団の目が気になり、こうした方がいいのかと自分の立場で考えるべきかわからなくなるときがあります。 そういった場合、自分の直感で感じたことを大事にした方がいいケースが圧倒的。

その理由は、人間関係では論理的に考えるより、「直感」の方があてになるからです。好きな音楽、イケメン、可愛い子、いずれも好きになるのに論理的な説明なんか入りませんよね。「直感」で好きだから好きなんです。

コミュニケーションも同じです。相手の心に響くのは、論理的な理屈よりも「直感」に基づいた行動や言葉の方が圧倒的に多い。なのでサークルのような人間のコミュニケーションは直感を信じた方が上手きます。

コミュニケーションに限った話ではなく、こうしたフィーリング重視の場面では、判断に迷ったら自分の直感を信じて自分らしく行動した方が正解です。


今回はサークルで上手くやっていく方法を紹介しました。ちなみに下の本には集団内で上手くやっていく経験談が豊富に載っており、これから新しい環境でやっていく人には多くの場面で役に立つはずです。

最小限の費用で裁判制度を使ってお金をとる方法を自分の経験から紹介【少額訴訟】

裁判制度は上手く利用すれば、少ないコストで大きなリターンを得ることができます。
しかしそのためには知識が必要で、ぶっつけ本番でやっても上手くいきません。

この記事では実際に訴えを起こした経験から、ローリスクでハイリターンな利益を得られる最も現実な方法を紹介していきます。

目次
1.裁判制度の仕組み
2.訴えて利益が出るか計算する
3.利益を出すために最もベストな方法
4.勝率を限界まで上げる

1.裁判制度の仕組み

裁判制度には金額によって大きく2つに分かれます。
この制度は知る知らないで費用と時間的なコストも大きく変わってくる。まず金額によって変わる2つの訴訟システムを紹介します。



短期決戦少額訴訟システム

裁判を諦める一番の原因は「面倒くさい」から。手続きやら書類作成やらで請求額が、大きくなるほど面倒になります。そこで少ない賠償金を請求する場合、「少額訴訟手続き」というのがあります。

これは「60万円以下の請求額の事件」の場合にのみ起こせるというもの。簡易裁判所」というところで、1日だけで裁判を終結してしまうものです。

大体面倒くさい事件の場合この制度を利用することが多い。全部の手続きがほぼ1週間以内に終わる最も簡単な裁判システムです。

意外と簡単!お金を払わない相手から少額訴訟で債権回収する方法

*よくあるケースの少額訴訟手続き(請求額が60万円以下)
よくある「物を壊された」とか「騙されて金を返してくれない」とか、大体請求したい金額がはっきりしてる簡単な事件は少額訴訟手続き。


重い事件(請求額が60万円以上)

60万円以上の場合「少額訴訟手続き」は利用できず、普通の手続きで裁判を起こすことになります。賠償金の請求額はいくらでも請求できますが、請求額に応じて「印紙代」という手数料が必要になります。

「会社でハラスメントを受けた」とか「心や体に(精神的でも肉体的でも)癒えない傷を負った」ような、精神的でも肉体的でも時間的にでも「苦痛」を受けたような重い事件の場合→参考事件例


ここら辺の重い事件は一概には判断できないので、弁護士ドットコムや法テラスで相談したりします。余裕があれば近くの有名な弁護士事務所に行って請求額がどれくらいか診断してもらうケースが多いです



2.訴えて利益が出るか計算する

訴える前に確かめなければならないのが費用が出るかどうか。複雑な計算はいらず、簡単な計算式があります


裁判費用方程式

①利益=②取れる額(賠償金)-③費用(経費+専門家に払う費用)

という式。難しいこと言わずに言うとやる価値があるかどうか確かめるための式です。ここで「①利益」がでかければ一応やる価値はあるし、低ければやる価値なしという答えが2択の式。



裁判費用方程式の説明
①利益

これは最終的に自分がもらえるお金。経費として支払った見返りとして賠償金がとれて、それが「利益」になります。ここがあまりにも低いならやる価値無し


②裁判で取れる額(賠償金)
これは請求して相手から取れるお金のことです。経費として払った見返りにもらえるお金が賠償金になります。大体軽い事件だと5万円~100万円。重い事件なら100万円以上になることが多いです。


③費用(経費+専門家に払う費用)
ここは本人でやれば「経費」だけ。専門家を使えば「専門家に払う費用」が発生します。「経費」とは印紙代や交通費など裁判に必要なもろもろのお金。

大体印紙代は計算機で計算できますし、その他は2万円以下で済みます。
www.asahi-net.or.jp

「専門家に払う費用」は弁護士か司法書士です。司法書士は割安で5万円。弁護士は事務所で直接話し合って決めたり、日本司法支援センター(法テラス)というところで立て替えてもらうことができます



3.利益を出すために最もベストな方法

前記事でも紹介しましたが訴訟にはいくつもやり方があります。なるべくリスクを減らし勝率を上げる方法、つまりベストな訴訟のやり方です。

訴訟(裁判)で鍵となるのはいかにリスクを減らし勝率を上げるかです。そのためには軽い事件か重い事件かによってベストなやり方を選択します。手間と費用を減らし勝率を上げるベストな方法を3パターン紹介する


【本人訴訟】(手間:大 費用:少 軽い事件向け)

これは訴訟の全てを自分でやる方法。手間はかかりますが、現在最も費用が安くて済みます。素人でもできるため主に軽い事件向き。やり方としてベストなのはまず弁護士事務所や法テラスに行き、事件を専門家に診断してもらいます。

後は「訴訟は本人でできる」という本や弁護士ドットコムまたは適宜、専門家を利用して行います。この本は裁判に必要な知識を網羅して、本人訴訟ではオススメです。


前述した「少額訴訟手続き」のような軽い事件向きで費用としては3~4万円。逆に重い事件には向きません。




司法書士を使う】(手間:少 費用:少 軽~重い事件向け)

これは司法書士という法律の専門家を利用します。やってくれるのは書類作成、素人には一番手間と知識のいる作業です。自分がやることは手続きと、裁判に出頭するだけです。

アドバイスも司法書士がしてくれるので費用を抑えて勝率を上げる最も有効な、方法で一番オススメなやり方。軽い事件~重い事件まで対応できて費用はおよそ6~10万円くらいですみます。
 


【弁護士を雇う】(手間:最少 費用:最大 重い事件向け)

これは一番一般的なやり方で弁護士を雇います。費用はでかいですが書類作成から裁判の出頭まで自分の代理人として全てやってくれます。頼んだら勝ちか負けかの連絡を待つだけ。どんな事件にも向いてますが、軽い事件に何十万円も払いたくない人が多いので、「弁護士を雇う」のは重い事件向け。

裁判ごときに時間使いたくなくて資金もあるときは弁護士雇うのが一番無難です。費用は何十万円と、かかります。頼むとき(委任するとき)に費用がかかり、成功報酬として勝ったらまたお金をとられます。

最近は弁護士界も不況でろくなやつがいないので、見ず知らずのやつに頼むより、弁護士ドットコムに登録してる弁護士が一番まともで誠実です。


4.勝率を限界まで上げる

裁判制度は自己責任なので前述の、方法だけでなく、自分で勝率を上げる工夫も必要です。ここでは【本人訴訟】【司法書士を使う】方法に限定して勝率を上げるやり方を紹介します


弁護士に相談する

弁護士の相談費用は30分で5000円が相場です。高すぎますが、法律の専門家の意見が聴けるのでやっておいた方が無難です。ここで聴いておきたいことは「事件の費用・必要な証拠・裁判に必要なこと」。

まず事件の経緯が一発でわかるように紙にまとめておくのがベストで30分で聞き出せます。大体訴訟の流れがわかっていれば聞きたい内容も整理がつきます。下記の「訴訟は本人でできる」などの本を参考にして、聞きたいことを整理し、弁護士に相談するだけでかなりの情報が聞き出せます。やはり事件の詳細を最も詳しく判断してもらうのはやはり弁護士相談といえます

弁護士ドットコムを使う

弁護士ドットコムはネット上の相談システムで月額300円くらいで本物の弁護士が相談に答えてくれます。メリットとしては料金がバカみたいに安いこと。教えてgooで聴くよりはよっぽどまともで専門的な答えがもらえます。また詐欺弁護士で溢れかえってる今、弁護士ドットコムではまともな弁護士が見つかる。

デメリットとしては本格的な内容が聞けないことです。大抵は「事件の詳細までは答えられません」と返答されます。あくまで一般的な回答しかくれないのです。


法テラスを利用する

法テラスは日本司法支援センターが運営する裁判制度を手助けしてくれるところ。3回まで無料で弁護士に相談でき、本格的な内容が聞けます。

しかしそんなに真剣に聞いてくれません。勝てないと判断されたらさっさと追い払われてしまいます。勝てる事件ならその場で弁護士に委任することが可能。

3つを紹介しましたが、これらを上手く使うことで勝率を限界まで上げることができます。




今回は経験から日本の裁判制度で最も費用を抑えて勝率を上げるベストな方法を紹介しました。
あくまで訴訟をした経験のまとめ的に書いただけですが、一応それなりに需要はあるのではないかと思います。