アプリとサービスのすすめ

アプリやIT系のサービスを中心に書いていきます。たまに副業やビジネス関係の情報なども気ままにつづります

what you get after exploring what you want

そんな中でも
10~20人程度の小規模な会社の場合
新規顧客の対応を社長さんが
してくれる場合がある。

昨日初めて訪問した会社でも
社長さんが応対をされていた。

新規で導入を考えている加工機を
製造しているメーカーさんだったので
社内にあるデモ機や実際に出荷する前の
機械も見させてもらい、
実際の加工テストまで対応いただいた。

百聞は一見に如かずと言うが
まさにその言葉を体現するような
良い出張になった。

そんなテストが終了したあとに工場内を
見ているとデモ機の奥に
バイクが置かれているのをふと見つけた。

「あのバイクは何なんですか?」

ふと尋ねると、先方からは
「よくぞ聞いてくれた」というオーラが
既に漂っていた。

どうやら社長の趣味でしているバイクらしい。

そこからバイクの面白さ、
モータースポーツの面白さを
語りだした社長の様子は
まさに子供のようであった。

バイクで転倒してあばら骨を5本折ったが
それでもバイクに乗り続けた話や
レースのために日本のあらゆるところまで
行ったお話を聞いていると
「好き」を通り越しているとすら
感じられるほどであった。

そして、そのお話を聞いていて
同時に感じたことであるが、
このような企業を経営する社長の方は
絶対的な趣味を持っている人が
多いということであった。

ゴルフが3度の食事よりも好きで
グリップを握って夜も寝ている社長。

日本刀の収集が好きすぎて
ギャラリーのような部屋を作った社長

どの人も一般的な趣味というレベルを
明らかに超えるハマり方をしている。

これは一体なぜだろうか。

それは趣味を極めることは
ビジネスをすることに似ているからでは
ないだろうか。

趣味と一言で言っても色んなものがある。
そして、その深さにも色んな程度があるが
深く掘れば掘るほど難しさが
出てくるものである。

ゴルフであれば100を切るぐらいの
スコアで回れるようになるのは
一定の練習量があればかなうかもしれないが
80を切って回るような技術は
単に練習量を増やすだけでは
得ることはできないものである。

そこには抑えるべきポイントが必ずあり
それを的確に押さえながら
圧倒的な練習量をこなす必要がある。

ビジネスにおいてもこれは同じである。

参入障壁の低い比較的簡単な技術は
競合他社にもマネやすいし、
価格競争にすぐに陥ってしまう。

しかし、一見簡単に見える技術でも
独自のノウハウを蓄積して得られた
特殊な加工技術に対しては
ニーズはそれほど多くなくとも
高い加工費を出してでも依頼したい人は
いるものなのだ。

そんな独自のノウハウを蓄積した
特殊技術を得ることはまさに
趣味を極めることと同じである。

実際私がお会いしてきた趣味を極めた
社長の方々はご自身が技術者として
仕事に関わられている場合がほどんどであった。

よく巷では「好きを仕事にする」という
言葉が言われているが、
それは趣味を仕事にするという意味だけではない。

好きな趣味を極めるような気持ちで
仕事をすることでもあるのだ。

趣味を極めているこれらの社長の方々は
全員そろってギラギラとしており
活力にあふれている。

これも仕事を好きな趣味のように
しているからに他ならない。

趣味にそんなにのめり込もうとすると
お金も時間もかかるし、
僕ら一般人には無理。

そんな風に思う気持ちはよくわかるが
自分が好きな趣味にすら
お金をかけられない人が
ビジネスで大切な部分に投資は
できないものである。

一見仕事とは関係ないように
見えてしまうが、
趣味を極めることはビジネスで
成功するためには大切なことで
あるのではないだろうか。

あなたは何か趣味があるだろうか。